「会長の部屋」カテゴリーアーカイブ

2026年 年頭の御挨拶

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一(ささき はじめ)

 

北海道公立小中学校事務職員協議会Websiteをご覧いただきありがとうございます。

皆様にはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、平素より本会の活動に対しまして、ご理解とご協力をいただいておりますことに厚く感謝申し上げます。

本会は1951(昭和26)年に設立され、爾来、「子どもの生活の場としての学校づくり」「学校事務職員の職務確立」を目標に、会員相互の“つながり”を大切にしながら研究と親睦を深めてまいりました。昨年の「第74回北海道公立小中学校事務研究大会」では、子どもたちの健やかな成長を願う同志が全道各地から集い、多岐にわたる課題について論議を交わしました。ご支援を賜りました北海道教育委員会、北海道小学校長会、北海道中学校長会をはじめとする多くの皆様に心からお礼を申し上げます。

さて、昨年を振り返ってみますと、排外主義に代表されるようなマイノリティを排除する言説が、政民問わず飛び交う息苦しい世界になってしまったように感じます。自身に利害が直接及ばなさそうなイシューには、つい無関心になりがちです。しかし、苦しみの声を上げる人々への冷笑は言うに及ばず、そうした無関心もまた差別や分断の連鎖を生むことにつながります。

自分たちとは異質な存在や弱者に対しては何をしても構わない、と子どもたちが錯覚しかねない環境がすぐ目の前にあることを大変憂慮しています。人はあらゆる面で常にマジョリティで居続けることはできず、たとえば加齢で身体が衰えれば一転して社会的弱者になりえます。人を「分ける」ために線を引き続ける社会の先には、いつしか自分がその線の外側に追い出される未来しかありません。どんな状況に置かれようとも、誰もが安心して自分らしく生きていける世界を目指すことこそが大事なのではないでしょうか。教育の力だけですべてが解決できるとは思いませんが、教育が果たすべき役割はより一層大きくなっていると感じずにはいられません。

教育に携わる者として、創造性ゆたかな学校事務を推進するためには、日々の研究・研修活動の積み上げが欠かせません。その牽引力としての本会の役割を自覚し、本年も北海道の教育のためにまい進する所存です。今後とも皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げ、新年の御挨拶といたします。

2024年 年頭の御挨拶

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一(ささき はじめ)

北海道公立小中学校事務職員協議会Websiteをご覧いただきありがとうございます。

平素より本会の活動に対しまして、ご理解とご支援をいただいておりますことに厚く感謝申し上げます。

年頭にあたり、まずは元日に発生した能登半島地震で被災されたみなさまに心からお見舞いを申し上げます。遠いところからではありますが、一日も早く日常の生活を取り戻されることを祈念してやみません。

本会は1951年に設立され、爾来、「子どもの生活の場としての学校づくり」「学校事務職員の職務確立」を目標に、研究と親睦を深めてまいりました。昨年の「第72回北海道公立小中学校事務研究大会」では、4年ぶりに会同による開催を再開できました。全道各地から同志が集い、人と人とが顔をつき合わせて語り合うことの大切さとありがたさをあらためて噛みしめるものとなりました。北海道教育委員会、北海道小学校長会、北海道中学校長会をはじめとする多くの皆様のご支援をいただきましたことに心からお礼を申し上げます。

さて、昨年の年頭挨拶でロシアとウクライナのことを書きました。依然として憂慮すべき事態が続いていますが、その後イスラエルとパレスチナの間でも大変なことが起こっています。積年の歴史的事情が複雑に絡み合っていることから、軽々に善悪を論じることは困難ですが、何の罪もないたくさんの子どもたちがそれに巻き込まれ、犠牲となっている事実に深い悲しみとやるせなさを覚えます。衣食住が充足し、人権や人としての尊厳が保障されるなど、心身両面の安心・安全が満たされなければ、子どもたちのゆたかな学びの実現は程遠いものとなります。それは地球のどこにいても同じことでしょう。様々な学びを通じて得たことを糧に、誰にとっても優しい世界をつくることが叶ったなら、きっと無用な争いごとは避けられ、さらにゆたかな学びにもつながっていく…そんな好循環が一日も早く訪れることを祈りつつ、そのために自分にもできることを自分なりにしていかなければと気持ちを新たにするところです。

本会もまた子どもの学習権保障や教育の機会均等の実現に向けて、学校財政財務活動や教育情報活動を通した創造性ゆたかな学校事務を推進すべく、研究・研修活動をすすめていきたいと考えております。そのけん引力としての本会の役割を自覚し、本年も北海道の教育のためにまい進する所存です。今後とも皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

第72回研究大会裏話(2)「せやろがいおじさん」がつないでくれた縁

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一

講演講師さんとの出会いについて。

研究大会の講演に関することは、副会長(研修担当)の業務となっています。2022年夏のこと。当時副会長だった私は、翌2023年9月の第72回大会の講演講師を誰にしようか悩んでいました。通常であれば、大会の一年以上前にはもう講師が決まっているくらいでなければいけないのですが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、選定作業が大きく遅れていました。感染症の心配がまだしばらくは続きそうなことから、北海道外からの講師招聘は運営面でのリスクが高いと考え、できれば札幌からあまり遠くないところで探そうということだけは何となく念頭にありました。

そんなある日、私のイチ推し芸人である「せやろがいおじさん」が沖縄から札幌に来てスタンダップコメディのライブをするということで、見に行きました。そこで偶然にも同じ観客として来られていたのが、のちに今大会の講演講師をお願いすることとなる方でした。そのときはまだお名前もわからず、ライブ中のせやろがいおじさんと観客とのやりとりで、「余市町で高校の教員をしている」と発言されていたくらいで、それほど気にも留めていませんでした。

その後、あらためて講演講師をどうするか考えていたときに、「そういえば、あのときのライブに来ていた人って…?」といろいろ調べていくうちに、実は「余市北星高校の学校長」らしいことがわかり、「これは…!」となりました。一人の親の立場としても、今の時代の子どもの生きづらさということに少なからず関心があった私は、きっと有意義な講演をしていただけるに違いないと直感しました。思い切って電話をしてみたところ、やはりあのときの人で間違いなかったということで、そこからはとんとん拍子に話がすすみ、講師をご快諾いただいたのでした。

実は、せやろがいおじさんも講演活動をしており、オンラインですが以前別の団体のイベントで講演を拝聴したことがありました(それがきっかけでライブを見に行くほどハマっているのですが…)。一つの講演の参加経験がまた別の講演の開催へと連鎖したわけで、せやろがいおじさんがつないでくれた今回の縁に感謝なのです。

第72回研究大会裏話(1)やっぱり「北海道の学校事務職員」だね

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一

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前回の投稿からしばらく間が空いてしまいましたが、9月14~15日に開催した第72回北海道公立小中学校事務研究大会は、多くの参加者を得て無事に終了することができました。関係されたすべてのみなさまにあらためて感謝申し上げます。

講演では、北星学園余市高等学校長をお迎えし、「子どもの生きづらさ・子どもの居場所 -北星学園余市高等学校の教育実践から-」という演題でお話しいただきました(会員のみの配付となりますが、講演内容は後日機関誌に掲載しますので、ここでは詳細を割愛します)。

大会後に各支部や参加者個人からいただいた大会反省アンケートを読ませていただきました。このような講演を行うと、「これは教員向けの講演なのでは?」「学校事務の仕事との関連性が薄いのでは?」といった指摘も当然予想されるのですが、実際にはそのような回答は少なく、「一人の学校職員(あるいは一人の大人)として、子どもたちとどう関わっていったら良いか?」「学校に勤務する教職員全体としての問題」という視点で自分事として肯定的に捉えてくださった参加者が圧倒的多数でした。

こうしたところからも、さまざまな職種の教職員との協力・協働を大切にしながら、子どもを中心に据えた学校事務を長年にわたって追究してきた「北海道の学校事務職員」らしさが垣間見えて大変嬉しく、また心強く思ったのでした。

第72回研究大会へのおさそい

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一

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先般、9月14日(木)~15日(金)に開催する第72回北海道公立小中学校事務研究大会(通称:全道事務研)の案内を発出し、参加集約を開始いたしました。

感染症拡大の影響により大会中止の決断を余儀なく迫られた2020年、その時の私たちにできうる最善の方法を模索してオンラインでの開催に挑んだ第70回記念大会(2021年)と第71回大会(2022年)を経て、4年ぶりに参集・対面による会同開催となります。

本研究大会は、北海道内19支部(地区協議会)が持ち回りで実行委員会を担い大会を運営していきます。今回は空知(そらち)管内公立小中学校事務職員協議会のみなさまがその任にあたることとなっており、通常の学校業務もこなしながら、大会に向けて一年以上も前から精力的に準備を進めてくださっているところです。

今大会では、全体での講演と5つの分科会を設定しております。それぞれの詳細については、実行委員会による特設の大会ウェブサイトに順次アップされていきますので、そちらも是非のちほどご覧ください。(現在、本サイトのトップページに特設ウェブサイトへのリンクをはっております。)

たまに「全道事務研なんて、今の自分にはハードルが高すぎて無理」なんてことを遠慮気味におっしゃる方がいます。スポーツ競技のように、地区予選で勝ち上がれる実力がなければ全道大会への出場権はない、というようなものではありません。年齢も経験年数も役職も地域も校種も関係ありません。あえて言うなら、学校事務職員として「学びたい」「話したい」「聞きたい」「交流したい」「親睦を深めたい」…そんな気持ちが少しでもあるならばどなたでも大歓迎です。会員のみなさまには所属支部の担当者を通じて参加集約の案内がありますので、万障繰り合わせの上御参加くださいますようあらためてお願いいたします。

なお、昨年と一昨年は運営上の都合から会員限定の大会とさせていただいておりましたが、今大会では北海道内の教育関係機関や東北6県の学校事務職員関係団体のみなさまへの御案内も4年ぶりに再開したところです。9月に道内外のたくさんのみなさまにお会いできることを心から楽しみにしております。

2023年4月採用予定のみなさまへ(3)

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一

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今日は、先月の投稿「2023年4月採用予定のみなさまへ(1)」でふれていた本会による新採用者の方々への支援事業についてご紹介します。

本会では、毎年「新しい仲間へ」という冊子を作成して、北海道(札幌市を除く)内の公立小中学校事務職員として新しく採用された方へ無料でプレゼントしております。以前は紙媒体のみでしたが、近年はPDFファイル化もしております。現在、4月の配付に向けて2023年版の改訂作業を進めているところです。

一般論ですが、学校事務職員は年度替わりとなる3月から4月にかけてが最も多忙な時期であると言われています。もちろん、学校そのものもこの時期は大変慌ただしく動く時期です。つまり、新採用者にとっては赴任直後にいきなりクライマックスがやってくることになります。しかし、多くの小中学校では事務職員はあなた一人しかいません。あなたはそこで大きく戸惑い、不安を覚えることになるかもしれません。

実は私たちも最初はみんな同じ道を通ってきました。だからこそ、これから学校事務職員としての第一歩を踏み出すあなたに何かお力添えをしたい…そんな思いで本冊子を作成しています。当面の仕事で必要になることや、困ったときには誰に(何に)頼れば良いかといったことをぎっしりと詰め込んだ、ほかでは絶対に手に入らない一冊です。有益な情報の取得にはそれなりの対価が要求される時代なのにもかかわらず、これが無料(大事なことなので2回言いました)なのです。

本会には19の支部があり、全道をくまなくカバーしています。4月になりましたら、あなたが配置された学校が所属する支部の先輩事務職員を通じて、PDFデータか紙媒体でお送りさせていただく予定ですので、楽しみにお待ちいただければと思います。

もしこの冊子が、少しでもあなたのお役に立てたのでしたら、ぜひとも本会で私たちと一緒に充実した学校事務職員ライフを送っていこうではありませんか。新しい仲間として心から歓迎いたしますよ!

2023年4月採用予定のみなさまへ(2)

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一(ささき はじめ)

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以前の投稿でもふれたとおり、4月には40名ほどの方々が北海道(札幌市を除く)の公立小中学校事務職員として採用となる予定です。まもなく赴任地が決まる頃だと思います。心の準備はできているでしょうか。

「2023年4月採用予定のみなさんへ(1)」でも紹介した北海道教育委員会主催の「採用前ガイダンス」に、オブザーバーとして私も一度だけ参加させていただきました。その際、ある採用予定者から「3月中に移動(引越)を始めても良いか?」という質問が出されました。その場では「不可」という回答で終わり、この時点ではそれで何ら間違ってはいなかったのですが、つい先日、新規採用者についても配属先(学校)の内示を受けたら3月中の移動開始も可とする取扱いに変更する旨の通知が発出されました。(ただし、いくつか条件がありますのでご注意ください。)

変更された背景には、昨今の「引越業者の確保困難」問題があるようです。4月初旬はたくさんの企業や官公庁で一斉に人事異動がありますし、進学のための引越需要も高まります。新採用の方は、赴任地が決まる時期が現職の異動者よりも遅いため、なおさら困難です。やっと確保できたと思っても、見積もりで高額な引越料(支給できる赴任旅費上限を超える金額)を提示されるケースも少なくないようです。3月中の移動が可となることで、この問題も少しは解消されるかもしれませんが、逆に3月では新住居の確保が困難といった別の問題もありそうです。

みなさんにとっては、これが赴任前の「第一関門」と言っても良いかもしれません。配属先が決まった途端に、短期間のうちにやらなければならないことや確認・調整しなければならないことがたくさん出てきます。いずれにせよ、配属先となる学校としっかり連絡を取り合いながら迅速に対応することが肝要です。

1/600の積み重ねを大切に

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一(ささき はじめ)

 

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2023年1月6日(金)、本会主催による「2022年度 経験年数の少ない事務職員のための冬季セミナー」を開催いたしました。学校づくりの担い手としての意識と実践力の向上を目的として、採用から3年未満の会員を対象とした研修会で、以前は参集対面による開催でしたが、COVID-19が猛威を振るうようになってからはオンラインで開催を継続しております。今回は全道各地から29名が参加してくれました。

セミナー開会式の会長挨拶で、参加者に向けて表題のような話をさせていただきました。22歳で採用され、65歳で定年を迎えると仮定した場合、四十数年の学校事務職員人生の中で各種研修会に参加できる機会は通算で600回程度にものぼります(もちろん、これは本会の会員であればの話であり、そうでなければこの回数は驚くほど落ちることとなります)。一回一回の研修会で得られることはそう多くないかもしれません。時にはくじけそうになることもあるかもしれません。でも、地道に参加を続けていける人とそうでない人の差は、5年、10年、20年と経過していけばいくほど歴然となります。だから、これからこの積み重ねを大切にしていってほしい…そう話しました。

しかし、よく考えてみれば、松の内も明けないうちから本セミナーに参加してくれた熱心な会員のみなさんには、釈迦に説法だったかもしれません。そんな会員がたくさんいることを大変頼もしく、また嬉しく思います。

2023年4月採用予定のみなさまへ(1)

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一(ささき はじめ)

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北海道人事委員会事務局任用課のウェブサイトによると、「令和4(2022)年度 公立小中学校事務職員採用試験」の最終合格者は、A区分21名、B区分8名、C区分12名、また、「令和4(2022)年度 障がい者を対象とした北海道職員等採用選考」による公立小中学校事務区分での合格者は2名、計43名とのことです。晴れて合格されたみなさま、おめでとうございます。

4月の赴任を間近に控え、仕事に対する不安や生活上の心配事などたくさんあろうかと思います。北海道教育委員会では、2月上旬から中旬にかけて合格者を対象としたオンラインによる「採用前ガイダンス」を実施しております。本会も運営協力として若手の会員(採用予定のみなさまにとっては先輩事務職員ということになります)が参加し、みなさまからの質問にお答えしたり、サポートしたりしております。最前線の現場にいる事務職員だからこそお伝えできることもたくさんあると思いますので、これから参加される方はこの機会を有効にご活用ください。(注:本ガイダンスの参加受付はすでに終了しております)

本会では、ほかにも新採用者への支援事業を行っております。それについては、また後日書きます。